[理想は大事なのか]
自分が理想とする人生、自分が理想とする人・・・理想とするものはいろいろある。
理想とはある意味、目標だということ。
しかし僕は理想も目標も持たないようにしている、いや持たないようにしているというより自然ともたない。
例えば自分がこのような人になりたいと思っていてそれに向かって努力をするとする。その人に近づきたいと思ってもその人と自分とのギャップがあるとまた努力をする。そのギャップを埋めようとする作業は自分が足りないものは何かを考えなければ始まらない。僕にとっては引き算という言葉がどちらかというとしっくりくる。その差をどう埋めるか将来から引き算をしていく。
差を埋める作業をするということは有限だ。
人生という言葉を使うのにまだ未熟な気もするが、人生はさまざまな新しい発見や出会いがあるからこそ面白い。人生はそういう意味では無限。無限だからこそ楽しい掛け算だ。理想や目標があるということは達成したとしてもそれ以上でもそれ以下の結果は生まれない。有限かもしれない。
さまざまな新しい出会いや発見が瞬間瞬間あるこの世界で譲れない目標があると「こうでなければならない」という有限の自分が生まれるため、新しい自分の感性や考え方を持つことの邪魔をする。
人生を楽しくするのには今を楽しく生きること。
今を楽しく生きるには瞬間瞬間の変化を楽しむこと。
変化こそ人生だ。